ここでは、今後の仙道内丹術の修練の初級である「煉精化気」の修練を紹介いたします。
煉精化気(れんせいかき)って何?
煉精化気とは、「精」というエネルギーの状態を「気」というエネルギーのと一体化させていく段階です。
精って何?
精力のことです。
これが形をもつと精子や卵子となります。
気って何?
精神力、または元気のことです。
感覚で感じられる状態のものを陽気と呼びます。
煉精化気の目的は何?
「小薬」をつくることです。
小薬とは、陽気の固まりです。
この小薬を下丹田につくることが目的です。
煉精化気の効果は何?
体が丈夫になります。
頭が冴えます。
心が晴れます。
煉精化気の修練内容はどんなものがあるの?
小周天の修練により、自分の中のエネルギーをコントロールし高めていくことです。
調薬、煉薬、採薬、止火がポイントです。
煉精化気の注意点は何?
功を焦らないことです。
この記事では、小周天の開通後について紹介いたします。
日々の実践
小周天の開通後は、少なくとも一日一回ルートを回して活性化させます。
気の集中と強化
関所で意識の集中を行い、気を強化します。
これを温養(おんよう)と言います。
小薬の発生
ある程度の期間小周天を行って気を回していると、ある日下丹田に気のボールのような塊ができます。
これが小薬です。
この小薬が出来たら、この塊を小周天ルートに再度回し、下丹田に修めます。
調薬
意念と呼吸の力でぼんやりとした感覚の気の固まりをはっきりと感じられるものにしていきます。
煉薬
小周天のルートを日々通すことで強化します。
各関所に意念を収集することがポイントです。
採薬
下丹田をスタートとして小周天ルートを回していると、ある日目の前が突然明るく光るようになります。
これは小薬が成熟した合図です。
この合図が来たら意念の集中と呼吸の力は必要なくなります。
止火
意念の集中と呼吸での誘導を止めて、出来た気の固まりを下丹田で静かに温養します。
ここまでくれば小周天は完成、煉精化気の段階は終了し、次はいよいよ煉気化神へと進みます。