【はじめての小周天】築基/小周天の開通

この記事では、小周天の開通について紹介いたします。

目次

小周天とは

小周天とは、生命エネルギーである気を体の中心に沿って流していく技法です。

タオの世界に入る入口と言って良いでしょう。

小周天の手順

小周天では、「気の発生」「気の循環」「気の強化」の3ステップがあります。

気の強化については、別の記事で扱います。

気の発生

まずは下丹田に気を発生させることから始めます。

これは呼吸法をメインとし、意識の集中と筋肉の運動をサブとします。

ポイントは、この場所の神経活動を活発化させることです。

呼吸は腹式呼吸でおこないます。息を吸う時に腹部を膨らまし、吐くときに腹部をへこませます。

武息(ぶそく)をメインとし、調息(ちょうそく)をサブとします。

腹部に熱の感覚が発生するまで行う必要があります。

気の循環

腹部に熱の感覚が発生したら、体の後ろ側(背中側)にある督脈(とくみゃく)という経絡と体の前側(胸・腹側)にある任脈という経絡にこの気を流していきます。

この流す時に関所のように流しずらい箇所がいくつかあるので、そこで一旦止めて意識を集中しながら呼吸法で気を増大させると流れるようになります。

一回で流れない方のほうが多いので、根気よく行うことが必要です。

この関所のような場所は全部で7か所あると言われていますが、実際にはもっと多いです。

代表的なものを以下に記します。

会陰(会陰):蟻の門渡りです。

尾閭(びろ):尾骶骨の一番先端

命門(めいもん):腰椎3番あたり

夾脊(きょうせき):胸椎の7番あたり

大椎(だいつい):頸椎7番

玉沈(ぎょくちん):後頭部の中央

百会(びゃくえ):ボンの窪

印堂(いんどう):眉間の中心

壇中(だんちゅう):胸骨の中心

黄庭(こうてい):鳩尾

下丹田から初めて、この順番に沿って気を循環させ、最後に下丹田に気を収めるまでがが小周天です。

 

 

 

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